地元高校生と世界一のキムチ専門店が創る“未来の味”

「プロジェクトK」2025年度 商品化キムチ決定!

2025年11月9日、川崎アゼリア サンライト広場にて開催された「慶フェス2025」のステージで、注目の「高校生考案キムチ プロジェクトK」商品化結果が発表されました。



3年目を迎える今年、選ばれたのは――
**「こくまろみそキムチ」と「オールカムチ」**の2商品。
高校生たちの発想と、職人の技が融合した“未来の味”が誕生しました。




(高校生制作の商品ラベル)

■ 川崎発、食文化と次世代の架け橋


「プロジェクトK」は、川崎市立川崎高校と世界一のキムチ専門店「おつけもの慶」が連携して行う商品開発プロジェクト。
2023年にスタートし、今年で3年目を迎えました。地元の食材や文化を活かしながら、高校生が自らの手で新しいキムチを企画・開発・販売する取り組みです。



今年のテーマは「漬(つけ)」――。
味噌漬け・酢漬け・麹漬けなど、漬ける文化の広がりを軸に、生徒たちは3月から約半年にわたり研究を重ねた。
最終的に16品の試作品が誕生し、職人による選定、そして文化祭での「キムチ選挙」を経て、2品が見事商品化の座を勝ち取った。



■ こくまろみそキムチ&オールカムチ

― 想いとアイデアが詰まった“高校生キムチ”

**「こくまろみそキムチ」は、味噌のコクとまろやかさを引き出した一品。
発酵の深みと野菜の甘みが調和し、「ごはんが進む!」と試食会でも高評価を集めた。

一方、「オールカムチ」**は“みんなが食べられるキムチ”をコンセプトに、辛さを控えめにしながらも香り豊かに仕上げたマイルドタイプ。
その名の通り、“オール(みんな)”に愛されるキムチを目指して生まれました。



■ 現場で学ぶ“食のものづくり”のリアル

プロジェクトでは、単なる商品開発にとどまらず、生徒たちが原価計算やパッケージデザイン、POP制作、販売戦略に至るまでを自ら担当。
実際に販売に立つことで、消費者とのリアルなやり取りを体験した。

この取り組みは、川崎市教育委員会の協力のもとで進められ、地域の産業教育の一環としても高く評価されている。
昨年度は「かわさきSDGs大賞2024」地域・社会部門で優秀賞を受賞し、今年もさらなる注目を集めている。


■ 代表・渥美和幸氏のコメント

「“食のものづくり”を通して高校生が地域の魅力を再発見し、自らの手で形にして販売していく――。
そのプロセスこそが、私たちが目指す“未来の食育”です。
今年も素晴らしい発想と情熱を見せてくれました。いつか全国の高校を巻き込んだ“キムチ甲子園”を開催したいと本気で考えています。」


■ 販売は12月より期間限定スタート

今回選ばれた2商品は、12月初旬より「おつけもの慶 川崎大師店」および公式オンラインショップにて期間限定で販売予定。
高校生の想いが詰まった“未来の味”を、ぜひ一度味わってみてほしい。