キムチは韓国で親しまれる食品の1つで、日本でもスーパーやインターネットで簡単に購入が可能です。キムチの商品によって使用食材や辛さ、歯ごたえなどが異なります。また、白菜キムチのなかにもさまざまな種類が存在するため、同じ野菜でも違った美味しさが楽しめるのが魅力です。キムチ選びに迷ったら、好きな食材や季節などをヒントに好みに合ったキムチを探してみましょう。今回は、キムチの種類について紹介します。自分好みのキムチを見つけたいという方は、ぜひ参考にしてください。 キムチの種類は100を超えるといわれている 韓国の食べものとして有名なキムチは、日本だけでなく世界中で食べられる人気の食品で、種類は100以上あるといわれています。キムチは使用する野菜や漬け方、味わい方の違いでさまざまな風味が楽しめるのが特徴です。種類が100以上もあれば、自分の好みに合ったキムチを見つけられるでしょう。 王道のキムチの種類を紹介!押さえておきたいおすすめ3選 キムチにはさまざまな種類がありますが、日本でとくに有名な王道のキムチを3つ紹介します。食感や風味がそれぞれ異なるのがポイントです。 ①:白菜キムチ(日本で長年親しまれるキムチ) ②:大根キムチ(サクッとした食べやすさが魅力) ③:きゅうりキムチ(さっぱりとした風味が人気の秘密) ①:白菜キムチ(日本で長年親しまれるキムチ) 日本でキムチといえば、白菜を連想する方も多いのではないでしょうか。日本のスーパーのキムチコーナーには、白菜でつくられたキムチが数多く並べられています。白菜キムチは、日本で最もポピュラーなキムチといえるでしょう。白菜キムチはペチュキムチと呼ばれ、塩漬けした白菜に大根の千切りなどをはさみ、唐辛子やにんにくを混ぜたヤンニョムというタレをつけてつくられます。また、発酵段階別に以下の名称がついています。 コッチョリ センキムチ ムグンジ コッチョリは発酵させない浅漬けタイプの白菜キムチです。日常的に食べられるセンキムチは、酸味と辛味のバランスがよいのが特徴です。発酵が進んだ酸味の強い白菜キムチはムグンジと呼ばれ、そのままで食べるよりも炒めものなどにアレンジして食べるのがおすすめです。 ②:大根キムチ(サクッとした食べやすさが魅力) 大根でつくられるキムチは、サクサクの歯ごたえと野菜のみずみずしさが活かされています。代表的な大根キムチは、角切りの大根を塩づけし薬味に漬けてつくられるカクテキです。コロコロ状の大根は一口サイズで食べやすく、程よい辛味も合わさってごはんのお供やお酒のおつまみとして楽しめるでしょう。ほかにも、小さな葉つき大根をそのまま薬味に漬けたチョンガクキムチやペーストの小麦粉やもち米とともに大根の葉を漬けたヨルムキムチなどがあります。 ③:きゅうりキムチ(さっぱりとした風味が人気の秘密) シャキッとした歯ごたえが楽しめるきゅうりキムチは、別名オイキムチと呼ばれます。きゅうりを使ったキムチの代表格であるオイソバギは、きゅうりに切込みを入れて塩漬けし、ねぎやにらなどの薬味を挟んで漬け込むキムチです。きゅうりでつくるキムチは傷みやすいため、長く漬け置きせず早めに食べ切ります。 キムチの種類で迷ったら!おすすめの3つの選び方 代表的な3つのキムチを紹介しましたが、「食べたいキムチが定まらない」と悩む方もいるでしょう。そこで、キムチ選びに迷った際におすすめの選び方を3つご紹介します。代表的な3つのキムチ以外の種類を知ることもできるため、ぜひ参考にしてください。 ➀:四季に合わせて旬の野菜から選ぶ ➁:魚介のうま味を堪能できる海鮮から選ぶ ➂:珍しさを楽しめる変わり種から選ぶ ➀:四季に合わせて旬の野菜から選ぶ 野菜は旬の時期を迎えると、ほかの時期よりも新鮮で美味しいものが出回ります。旬の食材は、通常時よりも栄養成分が豊富に含まれているとも考えられているため、キムチの野菜選びに悩んだら、季節に合わせて選択するのがおすすめです。春夏秋冬それぞれに適した野菜は、以下のとおりです。 春:白菜 夏:きゅうり 秋から冬:白菜、大根 春は白菜の甘味と唐辛子の辛味が美味しいベチュキムチ、夏は水分がたっぷり含まれたオイキムチ、秋から冬の寒い季節にはサクッとした食感が楽しいカクテキなど季節感を味わってみてはいかがでしょうか。 ➁:魚介のうま味を堪能できる海鮮から選ぶ キムチに使われる食材は、野菜だけではありません。海鮮を使ったキムチは、魚介のうま味と香辛料の辛味が合わさり、野菜とはまた違った美味しさが楽しめます。たとえば、タラの胃や腸を使ったチャンジャが代表的です。ほかにもタコやイカ、ジャコなどを活用したキムチもあります。海鮮のキムチは、野菜よりも弾力のある噛みごたえが特徴です。野菜が苦手だけどキムチを食べたい、もう1品食べごたえのあるおかずが欲しいときに頼りになるキムチといえるでしょう。美味しい海鮮のキムチを味わいたい方におすすめなのが、おつけもの慶の「いいだこキムチ」です。プリプリとしたタコの食感とヤンニョムの辛さが絶品のキムチをぜひご堪能ください!また、韓国3大珍味の1つといわれるチャンジャもおすすめです。タラの品種によってコリッとした食感やしっかりとした歯ごたえが楽しめます。チャンジャについては以下の記事で詳しく解説しています。チャンジャとは「タラの内臓でつくる韓国風塩辛」!特徴や美味しいアレンジ方法を解説 ➂:珍しさを楽しめる変わり種から選ぶ 珍しいキムチを味わいたい方は、変わり種の種類を選択するのも1つの手です。キムチのなかには日本で珍しく、韓国で人気のキムチが数多く存在します。たとえば水キムチは、唐辛子を使わないため、小さな子どもやキムチの辛味が苦手な方でも食べやすい風味が特徴です。また、包みキムチとして知られるポッサムキムチは魚介類やクコの実、唐辛子などを白菜で包んで漬け込みます。そして、キムチの種類は白菜やきゅうりの定番野菜だけではありません。ネギやナス、さつまいもを用いたキムチなども存在し、合わせる食材を変えればそれぞれの野菜の食感や風味を楽しむことができるのも魅力的なポイントです。「お気に入りの食材を自分好みにアレンジしてキムチをつくりたい」とお考えの方は、キムチのもとを使えば、簡単に好みのキムチがつくれます。おつけもの慶の「慶キムチのもと」をぜひご活用ください! 豊富な種類のキムチから選ぶ際に押さえておきたいポイント スーパーやインターネットで手軽に購入ができるキムチですが、ポイントを押さえておけばより美味しいキムチ選びができます。美味しいキムチを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。 キムチには発酵タイプと非発酵タイプがある 日本と韓国ではキムチの作り方が異なる キムチには発酵タイプと非発酵タイプがある 100種類を超えるといわれるキムチは、大きく分けて以下の2つに分類されます。 発酵タイプ 非発酵タイプ 発酵させてつくるキムチは、漬け込んだ際に起こる乳酸の力を利用して熟成させます。発酵特有の酸味と唐辛子の辛味が活かされた美味しいキムチに仕上がるのが特徴です。対して、非発酵のキムチは白菜などをキムチの調味料に漬け込んだものをいい、熟成させずにつくられるため発酵キムチに比べてあっさりとした味に仕上がります。即席キムチとも呼ばれ、コッチョリキムチが代表的です。非発酵のキムチは発酵させずにつくられますが、からだに悪いわけではありません。野菜に含まれるビタミンCや食物繊維などを摂ることができます。ただし、非発酵のキムチは発酵させたキムチよりも乳酸菌の効果が少ないため、より乳酸菌の効果が期待できるキムチを食べたい方は、発酵タイプのキムチを選びましょう。 日本と韓国ではキムチの作り方が異なる 国によって味覚が違えば作り方も異なります。日本で販売されているキムチは、非発酵のものが主流です。あっさりとした風味を好む日本人向けに改良されており、韓国のキムチに比べてさっぱりと食べられるのが特徴です。対して、韓国のキムチは発酵させる手法をメインとしています。日本で発酵したキムチを食べるには、キムチくんマークがあるか、熟成発酵や乳酸発酵の表記はあるかなどを確認し購入するのがおすすめです。 キムチの種類はさまざま!自分好みを探して食感や味を楽しもう キムチは食材などの違いから100種類以上存在するといわれています。白菜や大根、きゅうりでつくられたキムチは日本でも人気が高いですが、キムチ選びに迷ったら旬を意識したり海鮮キムチを楽しむなどの選び方もおすすめです。また、キムチにはさまざまな種類がありますが、発酵タイプと非発酵タイプに分かれるのも特徴の1つです。乳酸菌の発酵効果に関心のある方は、発酵タイプのキムチを選びましょう。しっかりと発酵を楽しめるキムチは「おつけもの慶」で購入ができます。ぜひご活用ください!