チャンジャとは「タラの内臓でつくる韓国風塩辛」!特徴や美味しいアレンジ方法を解説

チャンジャはタラの内臓に調味料を漬け込んでつくられます。韓国3大珍味の1つといわれており、日本ではスーパーやインターネットで手軽に購入が可能です。

噛むほど魚介のうま味と香辛料の辛さが楽しめるチャンジャは、アレンジ次第でより美味しく食べられます。

今回は、チャンジャの魅力を解説します。チャンジャのおすすめアレンジ方法や食べる際の注意点などを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
 

 

 

チャンジャとは「タラの内臓」を使った韓国料理の1つ

 

チャンジャはタラの胃や腸を塩漬けし、唐辛子やニンニクなどの調味料を漬け込んで作られる魚のキムチです。唐辛子の辛味が加わった塩辛ともいえるでしょう。

韓国語でチャンジャは「창자」と書き、本来は「内臓」を指す言葉です。韓国語でタラの内臓の塩辛を表す際は「チャンランジョ」や「チャンラン」などと呼ぶため、日本語とは呼び方が異なるのが特徴です。

韓国にはさまざまな珍味が存在しますが、エイの身を発酵させて刺身として食べる「ホンオフェ」や、生きたタコを使った「サンナクチ」などとともに、韓国の3大珍味の1つとして親しまれています。

日本では焼き肉店や韓国料理屋で食べることができ、スーパーやインターネットでも手軽に購入が可能です。

白菜キムチにはないチャンジャの3つの魅力


チャンジャは白菜キムチと同じく唐辛子やにんにくなどの調味料に漬け込みますが、白菜キムチとは違った味わいが楽しめます。ここでは、チャンジャだからこそ感じられる3つの魅力をご紹介します。

  • ➀:魚の品種の違いで異なる歯ごたえが楽しめる
  • ➁:噛むほどに魚介と香辛料のうま味が広がる
  • ➂:白菜キムチよりもたんぱく質が豊富に含まれている

 

➀:魚の品種の違いで異なる歯ごたえが楽しめる

チャンジャは、使用するタラの品種によって異なる食感が楽しめます。

チャンジャに使われるタラの品種は主に真ダラとスケトウダラがあり、真ダラの内臓はコリッとした食感と厚みが特徴です。一方、スケトウダラの内臓は真ダラに比べて薄いですが、しっかりとした歯ごたえがあります。

また、独特な歯ごたえが楽しめる理由には、手間のかかる仕込みが関係しています。

タラの内臓を食べるには、身を開いたあとに余分なスジを取り除かなくてはいけません。また、裏や表のぬめりを落とすことで、チャンジャ特有のコリッとした食感やしっかりとした歯ごたえに仕上がります。

使用する品種の違いでチャンジャを食べ比べし、好みの食感を探すのもおすすめです。

➁:噛むほどに魚介と香辛料のうま味が広がる

チャンジャは、タラのうま味と香辛料の辛さを活かして作られた発酵食品です。白菜キムチでは味わえない魚介のうま味が、噛めば噛むほど口のなかに広がります。

辛さや甘味、酸味などの強さはチャンジャの種類やお店によって異なります。豊富なレパートリーはチャンジャの魅力の1つともいえるでしょう。

さまざまなキムチを取り扱う「おつけもの慶」でも、チャンジャを販売しています。

おつけもの慶の「あの噂のチャンジャ」は、品質がよいと名高いアラスカ産のタラを使用しているのがポイントです。ストックに便利な冷凍タイプのご用意もあるため、ぜひお試しください。

➂:白菜キムチよりもたんぱく質が豊富に含まれている

チャンジャはタラの胃や腸を使用して作られるため、白菜キムチに比べて以下の栄養素が豊富に含まれていると考えられます。

  • タンパク質
  • ビタミンD
  • ビタミンB12
  • カリウム

タラは魚のなかでもエネルギーが低くヘルシーな食材として知られていますが、たんぱく質が豊富に含まれています。また、骨の発育やカルシウムの吸収をサポートする効果が期待できるビタミンDや、赤血球の形成を助けるビタミンB12が摂取できるのが特徴です。

そして、チャンジャはキムチなどと同じく香辛料に漬けて発酵させて作られるため、以下の効果も期待できると考えられます。

  • 乳酸菌による腸内環境のサポート効果
  • カプサイシンによる血行促進のサポート効果

キムチに期待できる効果を詳しく知りたい方は「キムチは世界五大健康食品?驚きの効果や栄養価を解説」をお読みください。

自宅でできる!チャンジャのおすすめアレンジ


チャンジャは、そのままでもおつまみとして美味しく食べられますが、アレンジを加えるのもおすすめです。今回は、チャンジャを美味しく食べるだけでなく、より栄養が効率よく摂れる方法をあわせて紹介します。

  • 油で炒める:ビタミンDの吸収率アップ
  • スープや鍋料理に入れる:ビタミンB12を逃さない
  • クリームチーズと合わせる:カルシウムの吸収率アップ

 

油で炒める:ビタミンDの吸収率アップ

チャンジャに含まれるビタミンDは脂溶性のため、ごはんや野菜と一緒に油で炒めると、そのまま食べるよりもビタミンDの吸収率が上がる効果が期待できます

野菜炒めやチャーハンなどにチャンジャを活用すれば、ピリッとした辛味とコリッとした歯ごたえが刺激的な、いつもとは違った風味や食感が楽しい一品に仕上がるでしょう。

スープや鍋料理に入れる:ビタミンB12を逃さない

チャンジャに含まれるビタミンB12は水溶性のため、スープや鍋料理に入れれば染み出た栄養素を逃すことなく摂れ、より効率よく栄養が摂れるでしょう。

また、唐辛子に含まれるカプサイシンには血行促進をサポートする効果が期待できるため、温かいスープや鍋料理でからだの中から温めたいときにもぴったりです。

クリームチーズと合わせる:カルシウムの吸収率アップ

チャンジャに含まれるビタミンDは、カルシウムとの相性がよい栄養素です。

カルシウムはビタミンDと組み合わせることで、吸収率がアップするといわれています。そのため、チャンジャとクリームチーズを合わせて食べると、クリームチーズに含まれるカルシウムを効率よく吸収できるでしょう。

また、チャンジャの辛味とクリームチーズの濃厚な組み合わせは、おつまみとしても相性抜群です。ピリッとした唐辛子の辛味をクリームチーズが和らげてくれるため、チャンジャの辛味が苦手な方にもおすすめです。

おつけもの慶」では、クリームチーズを慶特製のキムチの調味料に漬け込んだ「とろ〜り生クリームチーズのヤンニョム和え」を販売しています。TikTokで100万回以上再生された大人気商品です。

とろ~り生クリームチーズヤンニョム和え」の詳細は、リンク先をご覧ください。

チャンジャを食べる際は塩分の過剰摂取に注意


チャンジャには塩分が多く含まれているため、過剰に食べるのはおすすめできません。

タラにはカリウムが豊富に含まれており、摂りすぎた塩分を体外へ排出する働きをサポートする効果が期待できます。しかし、チャンジャはタラの内臓を塩漬けし、調味料に漬け込んでつくるため、食塩が多く含まれているのが特徴です。

そのため、チャンジャを食べる際は1日40gを目安にしましょう。これは、約大さじ2杯分の量です。また、チャンジャだけを食べるのではなく、チャンジャの塩味や辛味を活かして野菜と一緒に食べるなど、食事のバランスに注意しながら食べましょう。

また、チャンジャは生のタラの内臓を使うため、稀にアニサキスが付着している可能性があります。アニサキスアレルギーのある方は、アレルギー症状が出る可能性があるため注意しましょう。

チャンジャでタラのうま味とキムチの辛味を味わいながら韓国料理を楽しもう! 

チャンジャは、タラの内臓を使用した韓国料理の1つで韓国3大珍味ともいわれています。コリッとした歯ごたえや噛むほどに広がる魚介のうま味と香辛料の辛さなどが美味しさの秘訣です。

白菜キムチでは味わえない独特な風味でごはんがより一層美味しく食べられますが、食べ過ぎると塩分の過剰摂取につながります。1日40gを目安に、野菜を合わせながら食感や風味を楽しみましょう。

おつけもの慶」では、アラスカ産のタラを使用した「あの噂のチャンジャ」を販売しています。ごま油と唐辛子の辛さが絶妙にマッチする一品です。ぜひご堪能ください!