キムチは韓国由来の発酵食品です。 栄養価が高く世界的に注目されており、日本でも韓国ブームや腸活などの発酵食品ブームとともに、キムチの生産量が増えています。 キムチは大豆やヨーグルトとともに世界五大健康食品にも挙げられており、習慣的に食べることでさまざまな健康効果が期待できます。 今回は、キムチに期待できる効果や食べ方のポイント、おすすめキムチなどをご紹介します。 健康的なからだづくりに発酵食品を取り入れたいと考えている方はぜひご覧ください。 キムチは世界で注目されている健康食品の1つ キムチは韓国の代表的な食べ物で、日本でも年齢問わず人気を集めています。 日本で生産される漬物にはさまざまな種類がありますが、キムチは日本の漬物生産量のなかで最も多い醤油漬類に分類されており、そのなかでも多くの割合を占めるのが特徴です。 福神漬けや野菜刻み漬け、その他の醤油漬け、浅漬けを超える生産量の多さから、日本におけるキムチ人気の高さが伺えます。 そして、キムチは日本だけでなく世界からも注目を集める食品の1つです。 韓国によると、キムチの輸出国は2013年の61か国から10年間で93か国まで増えたとの報告があります。 日本やアメリカだけでなく、オランダやイギリスなど西ヨーロッパでも人気が上昇しているのが近年の特徴です。 キムチに期待できる3つの効果「腸活」「ダイエット」「血行促進」 キムチに含まれる主な栄養成分は以下のとおりです。 乳酸菌 カプサイシン ビタミンC カリウム 食物繊維 キムチは野菜や香辛料を使用するため豊富な栄養成分が含まれており、さまざまな効果が期待できます。 ここでは美容や健康に関与して期待できる効果を3つ紹介します。 乳酸菌による腸内環境を整える効果 発汗作用によるダイエット効果 発汗作用に伴う血行促進効果 乳酸菌による腸内環境を整える効果 キムチは乳酸菌が豊富に含まれている食べ物です。 キムチに含まれる乳酸菌は植物由来で、ヨーグルトなど動物性の乳酸菌に比べて胃酸に強い性質を持っています。 そのため、生きたまま腸に届きやすく、継続的に食べることで腸内に善玉菌が増えるとされており、腸内環境を良好に保つ効果が期待できるでしょう。 発汗作用によるダイエット効果 キムチに含まれるカプサイシンには発汗作用があります。また、からだの代謝を促す働きをサポートしてくれるのも特徴の1つです。 乳酸菌による腸内環境の改善との相互作用でからだのなかの代謝がよくなるため、代謝改善によるダイエット効果が期待できます。 発汗作用に伴う血行促進効果 キムチは血行促進に心強い食べ物の1つです。 キムチの唐辛子に含まれるカプサイシンは発汗作用が期待できますが、発汗は体温の上昇で起こる作用です。 体内の血管が拡張して血行が促進されると、発汗とともに体内の老廃物の排出を促したり疲労回復効果が期待できたりと新陳代謝がよくなります。 キムチを食べて得られる健康観点のメリット キムチで得られる3つの効果を踏まえると、キムチを食べて得られるメリットは主に以下のとおりです。 からだのなかからキレイになれる 血行不良や腸内環境の悪化による肌荒れが改善できる 冷えたからだよりもダイエット効果が得られやすい キムチの継続的な摂取は血行不良や腸内環境の改善につながり、体質が良好になることで美肌やダイエット効果が得られやすくなります。 見た目だけでなく、からだの内側からキレイを保ちたい方は、定期的にキムチを食べるのがおすすめです。 キムチの効果をさらに感じるおすすめの食べ方 キムチそのものにも多くの栄養が含まれていますが、食べ方を工夫すれば、より効率よく栄養補給ができるだけではなく、健康への効果も期待できます。 ここでは、キムチの効果をより得るための食べ方のコツを3つご紹介します。 毎日食べる習慣をつける 加熱せず生のまま食べる 「夜」に食べる ①:毎日食べる習慣をつける キムチは食べてすぐに健康効果が期待できるわけではありません。 からだが食べ物を取り入れてから栄養を吸収するまでには時間がかかり、少しずつ変化していくからです。 そのため、健康効果を得たいのであれば、習慣的に食べるのが大切です。 ちなみに、キムチを食べて腸内の環境改善をはかる場合、3か月ほど食べ続けるのがよいと考えられています。 ②:加熱せず生のまま食べる キムチは加熱せず生の状態の方が栄養価が高いです。 キムチに含まれる乳酸菌は、熱に弱い性質で、キムチに熱が加わると乳酸菌が分解されて乳酸菌の減少につながるため、加熱するよりも生のままで食べたほうが乳酸菌を壊すことなく腸に届けられます。 キムチの健康効果をより効率よく得たいと考える方は、加熱せず生のまま食べるのがおすすめです。 ➂:「夜」に食べて整腸作用アップ キムチは胃酸の分泌が少ない夜に食べましょう。 乳酸菌は熱だけでなく胃酸に弱い成分でもあります。 腸が活発に働く日中は、胃酸の分泌量が増えるのが特徴です。このタイミングでキムチを食べると乳酸菌が分解されてしまい、乳酸菌が腸内に滞在する時間が短くなります。 対して、夜は胃酸の分泌が穏やかなため乳酸菌が分解されにくく、日中に比べて乳酸菌が腸内にとどまる時間が長いです。そのため、整腸作用に欠かせない善玉菌を増やすことにつながります。 善玉菌が増えると悪玉菌の増殖を抑制でき便通がよくなります。 腸内環境の改善は、肌荒れ改善など美容によい働きが期待できるため、キムチを食べる際はタイミングを意識してみましょう。 キムチと合わせてさらに健康に!相乗効果が期待できる3つの食材 発酵食品のキムチは、食べ合わせを工夫することで相乗効果が期待できます。 相乗効果を上手く活用すれば、さらに効率よく栄養補給ができるでしょう。ここでは、相乗効果が期待できるおすすめの食材を3つご紹介します。 納豆 チーズ 豚肉 ①:乳酸菌の増殖を助ける効果がある納豆 乳酸菌を増やし腸内環境を良好に保ちたいのであれば、納豆とキムチを組み合わせましょう。 納豆に含まれる納豆菌は、キムチの乳酸菌の増殖を助ける効果が期待できます。乳酸菌が増えると善玉菌が増殖し腸内環境が良好に保てるため、腸内環境の改善による肌荒れ予防やダイエット効果が得られやすくなるのがポイントです。 発酵食品同士を組み合わせることで、さまざまな相乗効果が期待できるでしょう。 ②:栄養価と味のバランスが絶妙なチーズ キムチの辛味をマイルドにしてくれるチーズを組み合わせるのもおすすめです。 食物繊維やビタミンCが豊富なキムチとたんぱく質とカルシウムが豊富なチーズを一緒に食べれば、栄養面もバランスよく満たせます。 チーズがお好きな方には、「とろ~り生クリームチーズヤンニョム和え」がおすすめです。 TikTokで100万回以上の再生がある話題の商品で、厳選した濃厚クリームチーズとキムチの辛味がマッチし、ごはんだけでなくお酒のお供としても楽しめます。 「とろ~り生クリームチーズヤンニョム和え」の詳細は、リンク先をご覧ください。 疲労回復効果を促進する豚肉 豚肉に含まれるビタミンB1は、糖質がスムーズにエネルギー変換されるよう手助けする栄養素です。 豚肉による素早いエネルギー補給で疲労回復効果が期待できます。 また、キムチの程よい辛みは食欲を増進させてくれるため、無理なく豚肉が食べられるでしょう。 豚キムチをつくる際は、熱に弱い乳酸菌の分解を防ぐためにキムチを最後に絡めるのがおすすめです。 健康で美味しいキムチも食べすぎはNG!3つの注意点 キムチを食べて効率よく栄養を補給するためには、いくつかの注意点が存在します。 キムチを食べたことによるトラブルを未然に防ぐためにも、以下の注意点を把握しておきましょう。 1日の摂取量は50gを目安に キムチがからだによいからと大量に食べるのは逆効果です。 キムチには辛味成分のカプサイシンが含まれており、カプサイシンの食べ過ぎは胃腸に負担がかかる場合があります。 おすすめの目安量は1日50gで、小皿にキムチを1杯分よそった量が目安です。キムチは毎日少しずつ食べて、よく噛みながら食感や辛味を楽しみましょう。 食べ過ぎはむくみの原因につながる キムチには保存性を高めるために塩分が多く含まれており、50gのキムチに含まれる塩分量は約1.5gです。 日本では、1日の食塩摂取量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満までに抑える目標が掲げられています。 味噌汁などほかの食品から摂る塩分を含めると、キムチを50g以上食べるのは塩分の過剰摂取につながる場合があるでしょう。 塩分の過剰摂取はからだのむくみにつながるだけでなく、高血圧を招くため避けるべきです。健康的なからだを維持するためにも、適度な塩分量を心がけましょう。 非発酵のキムチも売られている 日本では、発酵させずに調味液に漬け込んだだけの漬物タイプのキムチも出回っているため、キムチの発酵効果を得たい方は商品を見極める力が必要です。 あっさりとした味付けを好む日本人には、唐辛子やニンニクの辛味が強い韓国式キムチよりも、程よい辛味が楽しめる非発酵の漬物タイプが好まれる傾向があります。 しかし、漬物タイプは発酵キムチに比べて、発酵による健康効果が得られにくいのがデメリットです。 より発酵食品の効果を得たい方は、漬物タイプの非発酵キムチではなく発酵キムチを選択しましょう。 市販品で熟成発酵や乳酸発酵と記載されているキムチは、発酵キムチのしるしです。 健康効果が期待できる発酵キムチでからだの内側からキレイを目指そう! 韓国発祥のキムチは、日本だけでなく世界からも注目を集める健康効果の高い食べ物です。 キムチには乳酸菌などが豊富に含まれており、習慣的に食べることで腸内環境の改善につながるのはもちろん、美肌効果やダイエット効果が期待できます。 より健康効果を得たい方は、漬物タイプの非発酵キムチではなく発酵キムチを選ぶのがおすすめです。 「おつけもの慶」のキムチは、職人の手作りで、じっくりと時間をかけて発酵させたキムチを販売しています。 お試しセットなど少量を楽しめる商品も取り揃えているため、ぜひご活用ください!